機械マニアの部屋
 

プロトのx線回折装置についての記述

プロトでは、残留応力を測定する際に最も正確性の高いx線回折装置を用いています。x線回折は現在、唯一の非破壊検査方法で、残留応力の結果を正確に数値化できます。

プロトの高速x線検出技術はセラミックや金属に対して容易に測定することができます。また、既存する金属の中に応力状態が作用している場合は残留応力や作用応力は、結晶格子面間隔の距離を広げたり縮めたりします。

 また、これまでの装置ではシングル検出器を多く使用してきましたがプロトでは、応力測定に二つの検出器を使用しています。それにより立体角の回折コーン両側から同時に検出する事ができます。そのためプロトのシステムは、従来の半分の検出時間で十分なデータ量(回折情報)を取得することができます。プロトは、オーステナイト法や多相応力判定を行える様にするために同時に4検出器システムを装備し測定することも可能です。